修学旅行は一生の思い出?何が何でも行くべきか?
私が住む地域では、中学の修学旅行は中3の4月に行くところが多いです。 昨年はコロナ禍のため、中止になったり、夏や秋に延期して県内日帰り旅行に変更されたり、という状況でした。 今年も延期は決定しましたが、今のところ、予定通り京都・奈良に行く学校が多いようです。
ところでみなさんは、もしお子さんが不登校でも、修学旅行には行って欲しいと思いますか?
コロナ云々は抜きとして、一生の思い出として、学校生活の思い出として、参加した方がいいでしょうか?
『修学旅行は楽しいモノ』、と考えれば、行った方がいいに決まっています。
でも、『苦痛なモノ』、と思うのなら、行かないほうがいいですよね。
しかし、親や先生にとって『楽しいはず』のことが、必ずしも子どもにとって楽しいとは限りません。
私は、中学校で登校支援に関わり始めたころ、先生としても親心としても「中学の修学旅行は一生に一度だし行かないと後悔する!」と思い、乗り気じゃない生徒を説得して修学旅行に参加させたことがありました。
失敗でした。 その子にとって修学旅行は最悪の思い出になりました。
もちろん、中には、「行ってよかった」と言って、それを機にクラスにも入れるようになった子もいます。
でも、クラスとその子の関係性、クラスの雰囲気や様子、その子の充電具合など、しっかり確認するべきでした。
あの子には本当にかわいそうなことをしました。 いまだに申し訳なかったと思っています。
参加した方がいい!なんて決めつけずに、子ども自身で最良の選択ができるようにしてあげたいものです。 この時期になるとあの時のあの子の顔が目に浮かびます・・・。