もう限界! 適応しすぎて不適応
ゴールデンウィーク前後からポツリポツリと登校を渋る子が増えてきました。
大人としては「辛いのなら学校なんて行かなくていいよ。」って言ってあげたいけど、きちんと学習の保証もしてあげたいし。 いろいろ迷うところですよね。
最近は、過剰適応で疲れ切ってしまいそれが原因で学校生活や人間関係がしんどいというパターンも多く見られます。
一見なにも問題なく、成績も悪くないし、友人もいるし関係も順調に思えていたのに、突然休み始めるお子さん。 原因は全く思い当たらない。 なぜ?どうして?
それはきっと、自分のキャパを超えて頑張ってきてしまったり、自分を押し殺して相手に合わせて良い友人関係をキープする努力をしたり、自分のことより相手のことを一番に考えるがために言いたいことが言えなかったり、でもやっぱり理不尽なことは許せずそのことが頭から離れなかったりなどなど・・・
というお子さんが、限界がきてパタッと学校をお休みする。 なんてことがあるようです。
子どもには、限界に達する前にSOSを出せる力や、上手に息抜きができる力をつけてあげたいものです。
そして大人は、子どもがその力を安心して使える環境を家庭内に作ってあげられたら、最高だと思います。
また、その子が限界に達する前にそれを見抜いて声を掛ける力もつけたいですね。
そのためには、普段から子どもの様子を観察してわずかな変化も見落とさないことが大切ですよね。 親だけではなく、学校や塾、子どもと関わる大人みんながそれぞれの視点でその子を見守れるといいな、と思います。