何も問題ないはずなのに何かがおかしい
昨日まで普通にしていたのに突然学校に足が向かなくなるお子さんがいます。
学校は嫌いじゃない。
行こうと思っているけど、朝になるとお腹が痛くなる。
頭が痛くて気持ち悪い。
あきらかに体調がおかしいのに原因がわからない。 病院で診察してもらっても問題ない。 おそらく心因性のものかもしれないと言われる。
そんなこと言われても友人関係は順調だし、授業にもついていけてるし、何を気に病んでいるのか、家族はおろか本人さえも全く見当がつかない。
親はすごく優しくて家庭の居心地も悪くない。 「私は何も困っていません」なんて言うお子さんが少なくありません。
しかし、そういったお子さんによくよく話を聴いてみると、友人関係を円滑に保とうとしてとても気をつかっていたり、家庭でも親に心配かけまいとして学校での嫌なことは一切話さなかったり、というお子さんが多く見られます。
それってストレスですよね?
でも本人はそれがストレスだっていう自覚がないんです。
自分が感じているはずのストレスをキャッチできないんです。
ストレスに気づけない子は、気づいたころには手遅れ…と思えるくらい状態が悪くなっている場合もあります。
気づかずに溜まりに溜まったストレスを、リストカットのような自傷行為で発散させようとします。
その子に関わる身近な大人は、お子さんの体調や顔色、表情、言動の小さな小さな変化を決して見逃さないようにしたいものです。
家では明るく過ごし、学校での楽しかったことばかり話されると親も安心してしまいがちですが、本人が「特に何もない」と言っても必ず何かあります。
しかし、根掘り葉掘り聞き出すのはNG×。 家族にだからこそ話しづらいこともあります。 聞き方のコツもあります。
そんな時は学校の信頼できる先生、スクールカウンセラー、病院、カウンセリングルームなど、頼れるところはどこでもなんでも利用してください。 話を聴くプロ、ストレスに気づく方法(心理療法など)を知るプロがいます。
手遅れになる前に・・・。
もちろん、当カウンセリングルーム《アトリエルアル》でもご相談いただけますので、お気軽にご利用ください。
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