100まで数えられるのに、なぜ5個取り分けができないのか
5歳前後のお子さんを参観させていただくと、100までとは言わなくとも、「10まではいつもお風呂で数えてて言えるんです」といわれるお子さんが、「ブロックを5個ちょうだい」というやり取りで、正確に5個取って渡すことができない、ということが多々あります。
それはなぜか?
物と数の1対1対応ができていないからなのです。
頭の中で数を唱えながら、対象物を1つずつ取っていく作業の途中で、頭の中だけ数字が先にいってしまい、『5』まで数え終わった時には手に4個しか対象物を取り上げていなかったりします。
ではどうすれば?
学校で配られる算数セットでもできますでしょうか。
下の絵のように、5(あるいは10)マスのます目を書いた紙を用意します。
そこに数字を書き入れ、そのマス中に、ゆっくり1つずつ数を数えながらおはじきやお菓子、おもちゃなどを置いていく練習をしてみてください。
物1に対して数が1。
これが1対1対応です。
おうちで簡単にできるのでやってみてください。
参考までに、以下のようなおもちゃもありますので載せておきますね。