自分の感情をうまく表現できない子ってどんな子?
学校であった出来事は報告してくれるけど、感想的なことはあまり言葉にしない。
楽しかったことや良かったことは教えてくれるけど、イヤだったことは教えてくれない。
反抗的な態度の時、「ばか」「うざい」など、いつも決まった単語しか使わない。
こういった感情表現が苦手な子、結構いると思います。 あなたのお子さんや周りのお子さんはいかがですか?
感情表現が苦手なため、友人などとトラブルになったり、ストレスを溜めこんで抑うつ的になったりしやすくなります。
感情表現が苦手な原因は様々です。
- そもそも語彙力が少ない
- 語彙力はあってもそれを瞬時に処理する能力が低い
- その両方
- 言葉で対処する経験が少なかった
- 子どもが自分で考えて話すという機会を親が奪ってきた
- ネガティブな言葉に嫌悪感を感じる
- 会話によるコミュニケーションでの失敗体験
- その失敗体験によるトラウマ
- 環境により感情を表出することを禁じられてきた
など考えられます。
多くの場合は、子ども自身の能力の問題と、その問題に気づかずフォローできなかった結果、感情を正しい方法で相手に伝えるということが難しくなってしまった気がします。
正しい方法で感情を伝えられなければ、当然、健全なコミュニケーションが成り立たず、自分も相手も納得いかない状況に陥ります。 その状況が何度も、あるいは何日も、そして何人もの人との間で繰り広げられれば、疲れ切って他人と関わることが嫌になります。
では、どうすればその問題を解決できるのでしょうか。
続きは次回お話したいと思います。