自分の感情に名前をつけてみよう ~感情のラベリング2~
感情表現の大切さについては以前かんたんにお伝えしました。
https://www.a-luar.com/archives/2021/06/28/810/
『ネガティブな感情やマイナスな出来事は、言葉にして(声に出さずとも)言い表さないとストレスのかたまりとなって、ほどけなくなってしまいます。 ほどけなくなったストレスは心身を壊していきます。』と。
では、感情表現が苦手な人はどうすればよいのでしょうか? 前回は、
『まずは、喜怒哀楽のどれに分類されるかから考えてみましょう。』と申し上げましたが、そのあとの対処(分析)方法もあわせて、例をあげてお話したいと思います。
Aくんの例を見てみましょう、
休み時間、図書館で夢中になって本を探していたら、授業開始まであと1分だと気が付いた。
本を急いで借りて教室に向かう。
間に合わないかも、と思ったらつい急ぎ足になってしまった。
走っているつもりはなかったが、すれ違った先生に、大きな声で「廊下は歩きましょう!」と言われた。
Aはなんだか心臓がドキドキして、もやもやした気持ちになった。
本を急いで借りて教室に向かう。
間に合わないかも、と思ったらつい急ぎ足になってしまった。
走っているつもりはなかったが、すれ違った先生に、大きな声で「廊下は歩きましょう!」と言われた。
Aはなんだか心臓がドキドキして、もやもやした気持ちになった。
この時のAくんに、どんな感情がわき上がったのでしょうか?
なぜ心臓がドキドキしたのか?
なぜもやもやしたのか?
もやもやは具体的にどんな気持ちか?
次回一緒に分析していきましょう。