個々の特性の種類や濃淡を知ること
私はずっと子育てが上手く行かず、
不安に思ったり
イライラしたり
子どもに当たってしまったり
必要以上に叱ったり
つい叩いてしまったり
ということがありました。
発達について勉強するようになった今、我が子の小さかったころを振り返ると、
「あの大変だった場面って子どもの特性が関わっているよね?」と思えることが少なくなくありません。
例えば、
「あれって感覚過敏だよね?」とか
「言語が発達していた半面、処理速度が極端に遅いよね?」など。
発達障害と診断されないにしても、その特性にあの頃気づいていれば、
私はもう少し楽に育児に向き合えていたかも、と思うのです。
親の私だけでなく、娘も、私のヒステリーに翻弄されず伸び伸びと育つことができたのかもしれません。
もしかしたら私自身も特性があり、環境や子どもの変化にうまく順応できていなかった・・・。
そんな可能性もありますよね。
それらのことから、発達障害云々ではなく、
誰しもが持っている個々の特性の種類や濃淡を知ることで、
お互いに楽な付き合い方や生き方ができ、それが親子であっても教師と生徒でも同じように活用できるのではないかと、私は考えます。